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アンドロメダ銀河

アンドロメダ銀河Andromeda Galaxy (M31またはNGC224として知られる)は、アンドロメダ座に位置する目視で確認可能な渦巻銀河である。さんかく座銀河、銀河系(天の川銀河)、大マゼラン銀河、小マゼラン銀河などとともに局部銀河群を構成する。

地球から約230万光年の距離に位置し、およそ1兆個[1]の恒星から成る渦巻銀河で、恒星の密度が濃く一見して銀河と判る(近年発見されたディスクの拡張部分を含まない)分の見た目の直径は約13万光年[2]であり、直径8?10万光年の我々の銀河系(天の川銀河)よりも大きく、局部銀河群で最大の銀河である。かつては、アンドロメダ星雲、アンドロメダ大星雲などとも呼ばれていた。

見かけは、一時期銀河系(天の川銀河)と似ていると言われていたが、バルジに2つの巨大ブラックホールが存在し、連星系を成している事が観測より明らかになった[1]。また、我々の銀河系のバルジと比べてガスや暗黒物質が非常に少ない事が判ってきた[3]。さらに、我々の銀河系の方のバルジに棒構造が発見された事により、分類上でも両者は渦巻銀河と棒渦巻銀河に区別されるなど違いがはっきりしてきている。

アンドロメダ銀河は、肉眼でも観測することが出来るため、964年には既に、アブド・アル・ラフマン・アル・スーフィーによって"小さな雲"と記述されている。望遠鏡による観測はドイツの天文学者シモン・マリウス (Simon Marius, 1573-1624)が1612年に行ったのが初めてとされる。シモン・マリウスは、しばしば誤ってアンドロメダ銀河の発見者として紹介されることがある。ウィリアム・ハーシェルは「核は星雲状。星に分かれそうだ」と記している。ボンドは1847年暗黒帯がある詳しいスケッチを残した。1864年ハギンスはスペクトルを観測する。1888年ロバートは3時間にもおよぶ撮影を行い、渦状構造を確認した。1885年ハルトウィッヒは新星、セファイド変光星、散開星団、球状星団を発見し、さらに自転速度を測定した。バーデはパロマー山200インチ望遠鏡で、第二次世界大戦によるロサンゼルスの灯火管制の中、星の種族を確認している。初めてM31までの距離を測定したのはアメリカのハッブルである。彼は1923年M31の中にあるセファイド変光星を利用して距離を見積もった。その結果、M31は銀河系の外にある天体であることが分かった。彼は1929年この研究を発表した。

アンドロメダ銀河の周囲には伴銀河としてM32、M110 (NGC205)が観測できる(図1)。これらの伴銀河はいずれアンドロメダ銀河と衝突し吸収されてしまうと考えられている。

アンドロメダ銀河のスペクトルは青方偏移を持ち、我々の銀河系に対して秒速約300kmで接近している [2]。約30億年後にはこの2つの銀河は衝突して合体し、1つの巨大な楕円銀河を形成すると予想されている(ただし1990年代後半に確認された宇宙の加速膨張を考慮に入れると、両銀河の衝突時期はこれよりいくらか延びるという予測もある)。

M31は肉眼で見ることができる。双眼鏡では、長い楕円形のはっきりした光芒に映る。大口径の望遠鏡でも意外に見え方は良くならず中心部分の明るいところしか見えない。条件の良い場所で口径20cmの望遠鏡でやっと渦巻き構造が見え始める。

球状星団G1 [編集]
アンドロメダの近傍には銀河の他にも多数の星団も観測され、その中で最大のものはアンドロメダ銀河の周囲を巡っている球状星団G1である(図1右下、図2)。Mayall IIの名称でも知られるG1は、アンドロメダ銀河の中心から13万光年の距離にあり、宇宙の始まりから比較的早い時期に誕生した古い星々が数10万個以上集まって構成されていると考えられている。局部銀河群の中ではおそらく最も明るい球状星団であり、地球から観測した見かけの等級は13等級である。絶対等級としては天の川銀河で最も明るいオメガ星団(NGC 5139、視等級3.7)よりも明るい。

2002年のハッブル宇宙望遠鏡の観測では、太陽の約2万倍の質量を持つブラックホールがG1とM15の中心に存在している可能性が示唆された

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2009年04月11日 18:27に投稿されたエントリーのページです。

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